
福岡県にある大牟田市動物園にて、”今後ホワイトタイガーは飼育しません”という意思を表していることが話題となっています。
動物園では人気のホワイトタイガーですが、どういった事情があるのでしょうか?
絶滅の危機にあると言われていますが、動物園とホワイトタイガーの関係とは!?
そこで今回は、
・ホワイトタイガーを動物園で飼えない理由
・大牟田市動物園ではいつまで見れるのか
・ホワイトタイガーの年齢や寿命
といった話題について見ていきます。
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ホワイトタイガーを動物園で飼えない理由
現在ホワイトタイガー問題で話題となっているのは、福岡県にある大牟田市動物園というところです。
大牟田市動物園では、”今後ホワイトタイガーは飼育しません”と書かれた看板を掲げています。
一体なぜホワイトタイガーを飼育できないのでしょうか?
その理由は、ホワイトタイガーは絶滅危惧種であるというものです。
そもそもホワイトタイガーの個体数が少ないので、大牟田市動物園の外から連れてくることはできません。
そのため、大牟田市動物園ではホワイトタイガーに交尾させることで個体数を増やしていました。
ただ、この行為がホワイトタイガーを苦しめることになっていたのです。
大牟田市動物園の中だけでホワイトタイガーを交尾させると、どうしても近親交配となってしまいます。
親子や兄弟の間で子供を作らせているということですね。
実は近親交配は生まれてくる子供に大きなリスクがあるのです。
具体的には、持病を持って生まれてきたり、寿命が短いケースも多いです。
つまり、人間の勝手な行為で苦しむホワイトタイガーを出したくないということですね。
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ホワイトタイガーの年齢や寿命は?
では、ホワイトタイガーの一般的な寿命と、大牟田市動物園の”ホワイティ”の年齢を見てみましょう。
ホワイトタイガーの野生寿命はだいたい10~12歳と言われています。
ただ、動物たちは動物園で飼育されると寿命が長い傾向があります。
不自由ないエサを与えられ、病気の治療もしてもらえるからです。
動物園で飼育した場合の寿命は20~25歳程度になります。
大牟田市動物園で飼育されているホワイトタイガーの”ホワイティ”は現在17歳という年齢です。
人間で言えば80歳に相当する年齢だといいますね。
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大牟田市動物園ではいつまで見れる?
では、大牟田市動物園でホワイティをいつまで見れるのでしょうか?
飼育寿命とホワイティの現在の年齢を考えると、あと3~8年ほどとなります。
あまり長い時間は残されていないのですね。
しかも、ホワイティは後ろ足の関節に傷害を抱えており、うまく歩けない状態となっています。
これも近親交配の悪影響ということですね。
年齢を重ねればますます動きも鈍くなるので、元気なホワイティを見るには急いだ方がいいかもしれません。
まとめ
大牟田市動物園で”今後ホワイトタイガーは飼育しません”という看板が話題となっていました。
今回は、ホワイトタイガーを飼えない理由、寿命やホワイティの年齢、大牟田市動物園ではいつまで見れるのかといった話題について見てきました。
ホワイトタイガーは動物園では人気の存在ですが、大牟田市動物園のとった行動は動物を第一に考えてのことだったのですね。
お金儲けに走ることなく、動物の幸せを心から願う姿勢。
このような動物園が増えてくれることを願います。