
日本時間4日、ハワイのキラウエア火山が噴火し、周辺住民には避難指示が出されているという情報が入りました。
現在も事態は収拾しておらず、火山からは蒸気や溶岩が噴出している模様です。
ハワイといえば、私たち日本人の旅行先としても人気であり、ゴールデンウィークや週末の連休で出かけるという人も多いですよね。
もしかしたら、噴火が起きたときに現地にいた人もいるかもしれません。
気になるのは、旅行したときに観光や飛行機への影響があるのかどうかですよね。
そこで今回は、
・キラウエア火山の噴火被害の現状について
・被害範囲のおさらいと、観光への影響
・飛行機のフライトへの影響
・飛行機が飛ばないときの対処法
・前回の噴火による被害
について見ていきます。
今現在ハワイにいる方も、これから旅行に行こうとしている方もお気をつけてくださいね。
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噴火被害の現状
まず、噴火被害の現状から見ていきます。
噴火によって避難指示が出されたとのことですが、これは住民1万人を対象にして発令されたそうです。
こちらが現地で撮影されたキラウエア火山の現状です。
Kilauea Hawaii#kilauea pic.twitter.com/SoaiopWK6Q
— Kimikun (@Kimi_Aloha808) May 4, 2018
大量の煙が噴出しているのがわかりますね。
被害の大きさを物語っています。
実は噴火が起こる約1時間前、キラウエア火山の火口の南でマグニチュード5.0の地震が発生していたとのこと。
その揺れが原因で、新たな火口が開いた可能性があると現地メディアは伝えています。
こちらが新しく亀裂が生じて、溶岩が噴出されるようになった場所です。
https://twitter.com/NickKPIX/status/992256862379696128?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Ftabihack.jp%2Fhawaii-volcano%2F&tfw_creator=junjun_purpleon&tfw_site=tabi_hack
どうやら、住宅街のすぐそばに溶岩が噴出したらしいですね。
怪我人が出てもおかしくはなかったのですが、今のところ負傷者は報告されていないようです。
とりあえずは一安心ですね。
被害範囲と観光への影響は?
では、被害範囲はどこまで出ているのか、観光への影響はあるのかを見ていきましょう。
キラウエア火山はハワイの観光名所の1つですからね。
旅行の日程に組み込んでいる方も多いかもしれません。
現在避難指示が出ているのは、ハワイ島東部にある
・レイラニ・エステーツ
・ラニプナ・ガーデンズ・サブディビジョン
の2つのエリアになります。
そして、そこからさらに山頂に近いエリアが立ち入り禁止となっていますね。
Small closure due to the threat of new volcanic activity: https://t.co/qgMGhIWUD4 pic.twitter.com/9sIVre0fPb
— Hawaii Volcanoes NPS (@Volcanoes_NPS) May 3, 2018
今のところは、被害範囲は地図で示した部分だけになります。
ただ、一番気になるのは、どこまで観光ができるかですよね。
避難指示が出ているとなると、どこでも自由に観光することはできなくなりますから。
現在、観光への影響が出ているのは、
・プウ・オオ火口
・カラパナ・オーシャン・エントリーの溶岩見学エリア
となっています。
どちらも閉鎖されているようですね。
一方、観光可能となっているエリアについて。
・キラウエア・カルデラ
・ハレマウマウ・クレーター
・ジャガー・ミュージアム
・ビジターセンター
こちらはこれまでどおり観光できるという情報が入っています。
また、キラウエア火山火口の飛行機ツアーにも影響が出ると考えられます。
こちらは情報が入り次第、追記していきますね。
その他の地域の火口などは、普段どおり見学可能となっていますが、今後の被害によっては影響してくるかもしれません。
噴火がすぐに収まればいいのですが…。
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飛行機への影響は?
そして、飛行機への影響も気になるところですよね。
最悪の場合、フライトができないなどの事態となるため、身動きできない状態となる可能性があります。
日本からであれば、行き先の空港は”ダニエル・K・イノウエ空港(旧・ホノルル国際空港)”になりますよね。
最近名前が変わったことで困惑する方もいるかもしれませんが、ご注意ください。
ダニエル・K・イノウエ空港はオアフ島にありますが、問題となっているキラウエア火山はハワイ島にあります。
なので、オアフ島で過ごす分には何の影響もないと見ていいでしょう。
実際、JAL、ANAともに現在の運行状況は平常どおりとなっています。
ただ、今後被害が拡大した場合は影響を受けることも考えられますので、安心はできない状況です。
飛行機が飛ばないときはどうする?
万が一、飛行機が飛ばなくて足止めされてしまった場合の対処法を書いておきます。
正確には、”飛行機が飛ばなくなったらどうするか”というよりも、”旅行に行く前にしておく準備”になります。
フライトがキャンセルになり、ハワイに長期間滞在しなければならなくなったとき、宿泊費もかかりますし、仕事や学校への影響もありますよね。
こんなときに役立つのが”海外旅行保険”です。
この保険に入っておけば、帰りの便の変更だったり、宿泊費の支払いを助けてくれます。
ただ、一般の海外旅行保険だけでは、火山の噴火による飛行機変更は補償してくれません。
海外旅行保険の中の、”旅行変更費用補償規約”というものをつける必要があるのです。
内容は保険会社によって異なるので、詳しくは確認して頂ければと思います。
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前回の噴火の被害は?
ここで、参考までに前回噴火したときの被害について触れておきます。
キラウエア火山は2014年にも噴火が起きており、そのときも溶岩が民家にまで達したといいます。
今回は住宅街のそばで溶岩が噴出していますが、状況はいくらか似ていますね。
当時も避難指示が出されていたようですが、被害者はいなかったようです。
今回もこのまま収まってくれるのを祈るばかりですね。
そもそも、キラウエア火山は”世界一安全な火山”と言われている活火山です。
溶岩がゆっくりと流れる性質を持っているため、大災害となることがほとんどないのだそう。
ちなみに、”キラウエア”とは”吹き出す”という意味で、昔から頻繁に噴火していることから名付けられたのだとか。
現地人にとっては、そこまで申告な事態ではないのですね。
まとめ
日本人にとって人気の旅行先であるハワイ。
そのハワイ・キラウエア火山では、避難指示が出されるほどの噴火が起こっています。
そこで今回は、被害範囲と現状や、観光や飛行機への影響といった面を見てきました。
これからハワイに行こうとしている、もしくはすでにハワイにいる人にとっては、今後の噴火状況が心配されますね。
新たに情報が入りましたら、すぐに追記していこうと思います。