
先日行われた世界競歩で、荒井広宙(あらいひろおき)さんが日本人としては初となる優勝に輝きました!
さらに、2位と3位も日本人が占めており、表彰台を日本が独占したのです!
そこで今回は、
・荒井広宙さんの勤務先はどこなのか
・過去の世界選手権での成績はどうだったのか
といった話題について見ていきます。
日本人初の快挙ということで、東京オリンピックも楽しみですね!
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荒井広宙が世界競歩で初優勝!
この度の世界競歩は、正式名称を世界チーム選手権といいます。
5日に中国の太倉という場所で行われました。
荒井広宙さんは男子50キロに出場し、3時間44分25秒というタイムでゴール。
日本記録が、3時間40分12秒ということを考えれば、ものすごく速い!というわけでもないですが、それでも優勝という快挙を成し遂げることができました。
さらに、荒井さんとはほんの6秒差でゴールした勝木隼人さんが2位、3位には丸尾知司さんと、表彰台を日本勢が独占しました!
荒井さんは、昨年ロンドン行われた世界選手権では銀メダルに輝いているのですが、今回悲願の初優勝ということで本当に嬉しいことですよね。
ただ、今大会で女子選手の出場がありませんでした。
競歩はまだまだマイナースポーツであり、日本の競技人口は約2000人しかいないそうです。
陸上競技の人口が215万人ということを考えると、その少なさがよくわかると思います。
競技人口が少ないだけに練習環境も整ってはおらず、他のスポーツと比べて厳しい状況ですが、これを機に人気が出るといいですね!
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勤務先は自衛隊体育学校?
さて、そんな荒井広宙さんの勤務先は”自衛隊体育学校”といいます。
学校と聞くと、まだ学生なの?といった疑問を持つと思いますが、れっきとした自衛隊の組織の1つなのです。
通常の自衛隊と違う点は、”メダリストを養成することを目的としている”というところになります。
敷地内には、専用グラウンド、体育館、屋内プール、射撃場といった施設があり、馬術を行うための馬も飼育されています。
自衛隊体育学校出身の歴代メダリストには、ウエイトリフティングで銅メダルに輝いた三宅義行さんがいます。
何を隠そう、リオ五輪の重量挙げで銅メダルに輝いた三宅宏実さんの父親なのです!
合計で17人というメダリストを輩出している組織なだけに、その環境はだいぶ整っていると言えますね。
そもそも、自衛隊体育学校が設立された目的は、1964年の東京オリンピックに向けてだといいます。
オリンピックの開催国として、それに見合った結果を出すための選手養成機関として作られたのですね。
設立されてから実に50年以上も経っているわけですが、今回荒井広宙さんがメダルを獲得したことで、施設として優れていることが証明されましたね。
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世界選手権での成績は?
では、荒井広宙さんの世界選手権での成績はどうだったのでしょうか。
一覧にして見てみましょう!
2011年 10位
2013年 11位
2015年 4位
2017年 2位
※全て50km競歩での成績
こうしてみると、着実に成績を上げてきていることがわかりますね。
2016年のリオ五輪でも3位、つまり銅メダルに輝いていますし、優勝することは時間の問題だったとも言えそうです!
ただ、今でこそ表彰台を狙えるほどの実力がありますが、ほんの数年前まではそうではなかったといいます。
世界選手権でもまだ10位以上に入賞できなかった2011年、ロンドン五輪への出場条件を満たせず、自身初のオリンピックへの出場とはなりませんでした。
このときの悔しい思いが荒井さんを奮い立たせ、今回の初優勝につながったのですね!
まとめ
日本人初となる世界選手権優勝に輝いた荒井広宙さん。
今回は、荒井さんの勤務先が自衛隊体育学校ということ、そして世界選手権での成績といった話題について取り上げました。
これを機に競歩に興味を持つ人が増えると嬉しいですね!
まだまだ競技人口が少ないため、これからの日本を支える若き人材が出てくることを楽しみにしています。
荒井広宙さんには、次回の世界選手権でも好成績を残してほしいですね!