
サッカーファンにとって衝撃のニュースが流れました。
なんと、バルセロナに所属するアンドレス・イニエスタ選手(33)が、今シーズン限りで退団することを発表したのです!
イニエスタ選手といえば、バルセロナの現キャプテンであり、チームには16年という長い期間所属していることで知られていますよね。
そんなイニエスタ選手が退団する背景にはどんな理由があるのでしょうか。
また、来シーズンから移籍するチームの候補も見てみましょう。
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イニエスタが退団する理由とは
まず、気になりすぎる退団理由から見ていきます。
バルセロナでは16年間、その下部組織も合わせると22年間というまさに”バルサ一筋”でプレーしてきたイニエスタ選手が、退団を決意した理由を明かしています。
※下部組織とは、バルセロナのジュニアチームのようなもの
以下、イニエスタ選手自信のコメントです。
バルセロナで(下部組織を含め)22年プレーしてきて、世界最高のチームの選手である意味は分かっている。
ここで引退するためには必要とされ、重要で、先発でプレーできて、タイトル獲得に貢献できる選手でなくてはならない。
そうではない状況でプレーする自分は許せない。
自分にとってもクラブにとってもふさわしいものではない
バルセロナは世界最高のサッカーチームであり、最強であることにプライドを持っています。
それはチームに所属する選手だけでなく、他チームの選手や世界中のファンも同じ気持ちでしょう。
イニエスタ選手は、その”世界最高”に見合ったプレーができなくなったから退団すると言っているのです。
イニエスタ選手が在籍中には、バルセロナはリーグ優勝8回、国王杯優勝6回、欧州チャンピオンズリーグ優勝4回と、まさに無敵の強さを誇っていました。
その中でキャプテンとして、チームの戦術の中心にいるMFとして、勝利に貢献してきたことは誰もが知っています。
ところが、今年3月には試合中に”右太ももの怪我”で途中退場。
全治4週間と診断され、一時期チームを離れていました。
去年10月にも、左太ももの裏(ハムストリングス)を負傷し、10日ほどチームを離脱していたこともあります。
度重なる怪我の中で、イニエスタ選手自身は”満足のいくプレー”ができないと悩みました。
このまま不完全な状態で、世界最高のチームにいていいものかと。
本人が下した決断は、”チームを退団する”というものでした。
本人の意思があれば、このままバルセロナに所属し続けることももちろん可能だったと思います。
怪我で本調子ではないといえ、世界最高レベルの技術を持った選手ですからね。
ただ、自身のプライドがそれを許さなかったということです。
このままバルセロナにいてはいけないと。
その生き様も、サッカー選手としてとてもかっこいいものですね。
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移籍先のチーム候補は?
さて、退団自体はすでに決定しているようなので、気になるのは次にプレーする移籍先ですよね。
すでに獲得の意思を見せているチームが何チームかあるので、1チームずつ見ていこうと思います。
※5月18日時点でヴィッセル神戸への移籍が決定しています。
中国・重慶力帆
イニエスタ選手の移籍先として、中国クラブは何チームか獲得に動いています。
その中でも、最有力候補が重慶力帆(じゅうけいりきはん)というチームです。
所属する超級リーグでの成績はというと、16チーム中、2017年10位、2016年8位、2015年8位とあまり奮っていません。
※超級リーグとは、中国の1部チーム。
しかし、かつてポルトガル代表監督も務めたパウロ・ベント監督が現在指揮をとっており、今後の成績の伸びが非常に期待されるチームです。
イニエスタ選手には、年俸3000万ユーロ(日本円で約40億円)という破格の待遇を示していることもあって、獲得には本気のようです。
また、サッカー面以外でも中国リーグを視野に入れる理由がありまして、イニエスタ選手が生産に携わっている”ワイン”が関係しているのです。
イニエスタ選手は、”ボデガ・イニエスタ”というワイナリーを保有しており、ちょうどアジア市場への進出も考えているのだとか。
自身が中国でプレーすることになれば、当然ワインも中国ではバカ売れすることになるはずです。
今後1年間で、中国に200万本のワインを輸出することを決めているようで、知名度アップ、中国市場へのアピールも兼ねていると言われています。
もちろん、それが主な移籍理由ではないと思いますがね。
マンチェスター・シティ
マンチェスター・シティの現監督はグアルディオラ監督といい、元バルセロナの監督を務めていました。
その当時もイニエスタ選手はチームの中心選手として活躍しており、監督からしてみれば絶大な信頼を寄せているということでしょう。
そもそも、いくら怪我で満足なプレーができないとはいえ、イニエスタ選手の実力は折り紙付きです。
来シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を目指すマンチェスター・シティにとって、喉から手が出るほどほしい人材のはずです。
アーセナル
現監督を務めるアーセン・ベンゲル氏が退任を発表したのですが、次の監督として期待されているルイス・エンリケ氏がイニエスタ選手獲得のカギとなります。
ルイス・エンリケ氏は、昨シーズンまでバルセロナの監督を務めていた人物です。
マンチェスター・シティのグアルディオラ監督同様、イニエスタ選手の実力を知っている彼からすれば、ぜひとも自チームに招きたい存在であるはず。
新監督就任した際には、2億ポンド(約300億円)の補強費を要求していることから、イニエスタ選手獲得のための資金ではないかと思います。
まとめ
・バルセロナのキャプテン、イニエスタ選手が退団
・退団理由は”満足のいくプレーができない”から
・移籍先の有力候補は数チーム
幼い頃から22年間も所属していたバルセロナを離れるとあって、イニエスタ選手の心境は私にわかるものではないと思います。
文字通り人生の大半を捧げてきたチームとの別れは、彼にいったい何をもたらすのでしょう。
来シーズンからの所属にも注目ですね!
5月18日の時点でヴィッセル神戸への移籍が決定しました。
詳細はこちら。