
19年ぶりに誕生した日本人横綱として、注目を集めている稀勢の里関。
その稀勢の里関が今年の夏場所を休場することを発表しました。
これで休場は7場所連続であり、横綱としてはワーストタイ記録となります。
稀勢の里関にいったい何があったのでしょうか?
そこで今回は、
・稀勢の里関が7場所連続休場の理由
・現在の成績と勝率
・怪我が原因で引退する可能性
といった話題について見ていきます。
実に1年近く実践を離れている稀勢の里関ですが、今後の相撲人生はどうなってしまうのでしょう。
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稀勢の里が7場所連続休場の理由は?
5月11日、稀勢の里関の師匠にあたる田子ノ浦親方が、今回の休場を発表しました。
理由としては、左大胸筋の負傷が原因で1ヶ月の療養が必要であるとのことです。
上でも触れたとおり、これで7場所連続での休場となってしまいました。
怪我が原因であるとはいえ、7場所も連続で休場するほどなのでしょうか。
その理由に迫っていきましょう!
まず、左大胸筋の怪我とのことですが、これは2017年3月にまでさかのぼります。
新横綱として初めて迎えた春場所でしたが、日馬富士戦で怪我を負ってしまいました。
左大胸筋と合わせて左上腕も怪我していたとのこと。
ただ、その後は怪我を押して出場し続け、春場所は見事優勝を果たしました。
これで2場所連続優勝ですね。
ところが、5月に開催の夏場所以降は現在まで合わせて7場所連続休場となっています。
これに対し、ネット上では”稀勢の里は横綱の器じゃない”と批判が殺到しています。
稀勢の里夏場所休場ってなんじゃそれ❗骨折した訳でもないのに。ただ弱いだけじゃん❗はよう引退しろよ。
— Dodgersファン (@all_seven777) May 10, 2018
>稀勢の里、出稽古で栃ノ心に完敗
んー、まだ夏場所出るつもりなんかな…。でももはや「怪我が治ってないから弱い」じゃなくて「純粋なる弱体化」だろうし、休んで良くなるとも思えんしなー。
— ALZ(アルツ/及川熊五郎) (@ALZ_chirimen) May 4, 2018
単純に体が弱いから休場するのだとか、出場しても勝てないから逃げているのだとか、批判の内容は様々あります。
たしかに、どちらの理由にしろ横綱として相撲界の頂点に君臨するのには役不足とも言えますね。
批判されても仕方がないと思います。
まとめると、7場所連続休場の理由は
・稀勢の里の体が弱い
・稀勢の里が実力不足から出場を避けている
この2つが濃厚なようですね。
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現在の成績と勝率は?
7場所連続休場の理由として”実力不足”が挙げられましたが、実際のところどうなのでしょうか。
現在の成績と勝率を見ていきます。
横綱になってからの成績は、
26勝22敗57休場 勝率.542
となっています。
参考までに、他の横綱の成績と比べてみましょう。
白鵬
778勝105敗77休場 勝率.881
鶴竜
185勝80敗95休場 勝率.698
日馬富士(引退)
285勝107敗73休場 勝率.727
こうして比べると、たしかに稀勢の里関の勝率が低いことがわかりますね。
休場の数もずば抜けて多いことがわかります。
稀勢の里関は横綱になった時点でも、その実力不足を言われていました。
横綱に昇格させたのは間違いという意見もありますね。
稀勢の里がどうとか今更なw
最初から弱いの分かってたやん
横綱に上げたこと自体が間違い— ビタミン7 (@ChambersYuta) May 10, 2018
稀勢の里関が横綱になった理由として、相撲協会の猛プッシュがあったことが挙げられます。
なんとしても日本人横綱を生み出し、相撲人気を上げたいという裏の意図が隠されていましたからね。
たしかに、稀勢の里関が横綱となったことは全国的に大ニュースとして取り上げられました。
ただ、実力が足りないままに横綱となったため、本人もどうしようもなくなったのでしょう。
相撲協会に持ち上げられるだけ持ち上げられ、もはや戻ることができなくなってしまいました。
なので、”稀勢の里は実力不足で出場を避けている”説はあながち間違いではなさそうです。
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怪我が原因で引退へ?
では、”稀勢の里の体が弱い”説について見ていきます。
ただ単に体が弱く、現在も怪我が治っていないのだとしたら、これは引退の可能性があります。
横綱は負け越したとしても、他の力士とは違って降格などの措置がありません。
つまり、自ら引退を表明する他に相撲から離れる術はないのです。
もし仮に次の場所に出場したとしても、長期休養の後では厳しく結果が求められます。
体力的に有利な条件で相撲をとれるからですね。
出場を果たして結果が残せなかった場合、自ら引退する以外に道がないのです。
これは過去に例があります。
稀勢の里関と同じく、7場所連続という長期休養をした横綱には貴乃花親方がいます。
一度は復活を果たして出場したものの、またすぐに休場したことで、自ら引退を表明しました。
怪我の状態が悪く、これ以上相撲をとれないと判断したからです。
稀勢の里関も体が弱いのであれば、貴乃花親方と同じ引退に行き着く可能性はありますね。
今後の怪我の状態が心配されます。
まとめ
今回は、稀勢の里関が7場所連続休場した理由と、合わせて現在の成績と勝率、そして怪我が原因で引退する可能性について見てきました。
19年ぶりの日本人横綱として世間が盛り上がったのもつかの間、現在は稀勢の里関に対して厳しい目が向けられていますね。
もし次の場所も欠場し、8場所連続休場となれば本格的に引退が騒がれるかもしれません。
今後の稀勢の里関の進退を見守っていきましょう。