
現在問題となっている日大アメフト部の悪質タックルについて、日大広報が正式な発表を行いました。
その内容は”偶然のアクシデントによるもの”というなんとも信じがたいものでした。
日大アメフト問題は今後どうなってしまうのでしょうか?
そこで今回は、
・日大広報の言い分
・タックルの監督指示の真相
・この問題の概要のおさらい
といった話題について見ていきます。
まだまだ事態が収集する目処は立っていませんが、最終的にどうなるのでしょうか。
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不祥事は偶然のアクシデント?
現在問題となっている日大アメフト部の悪質タックルですが、日大広報担当者から正式な発表がありました。
14日に行われた取材では、
「当然ですけれども、監督やコーチがああいったプレーを指示した事実はありませんし、それはありえません。
と悪質タックルの監督指示を全否定していました。」
監督のみならず、コーチもそんな指示をすることはありえないと。
そんなわけないだろうと突っ込みたくなりますが、もしかしたら選手が単独で判断してタックルを仕掛けたのかもしれません。
その可能性を考えようとしたのですが、広報担当者は加えて、
「あくまでプレーは瞬間的なものですので、こちらとしては、今回の件は偶発的なアクシデントだったと認識しております。」
とタックルを故意に行った事実までも否定していました。
監督やコーチの指示ではない、選手が故意に行ったのでもない。
あくまでプレー上のアクシデント。
そんな言い分が通ると思っているのでしょうか?
反則となるタックル自体は3回確認されています。
現に、タックルを受けた関西学院大学の選手の症状は非常に重いものです。
・右膝軟骨損傷
・腰の打撲
・椎間関節のよじれによる左足のしびれ
これらの症状で全治3週間となっています。
”あくまでアクシデント”と言うにはちょっとひどすぎじゃないですかね…
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監督指示の真相は?
この悪質タックルについてですが、監督指示があったという情報も入っています。
関係者によると、ミーティングで
「最初のプレーで相手のクォーターバックに怪我をさせる。
何か言われたら「監督の指示」と言っていい。」
との発言で、タックルを実行した選手に名指しで指示をしていたといいます。
多少の言葉尻の違いはあれど、”監督からの指示はなかった”というのは無理があるのではないでしょうか。
監督指示があったにしろ、選手単独での実行にしろ、もちろん許される行為ではありません。
日大広報担当者の発言からは、怪我をした選手に対する配慮も何もないですよね。
自分たちに非はなかったの一点張りですから。
では、この監督指示の信ぴょう性について考えてみましょう。
そもそものアメフトの戦術の話なのですが、実は相手チームのクォーターバックに対して激しいタックルを仕掛ける行為そのものは珍しいことではありません。
むしろ、相手選手をかいくぐってクォーターバックにタックルを仕掛けるプレーは称賛されるものなのです。
もちろん、ルールの範囲内での話ですが。
このようなクォーターバックへのタックルは日常茶飯事であり、実際に負傷したことで勝利を逃した例も過去にはあります。
仕掛ける側は、「潰せ」「倒せ」といった物騒な言葉を使うこともあるのです。
なので、日大の監督の発言は十分信ぴょう性があるものですね。
監督指示で今回の悪質タックルが起こったのは間違いないでしょう。
物騒な言葉を使ったとしても、ルールを破るような指示を出したことは決して許されることではありません。
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不祥事の概要をおさらい
何度も見たかもしれませんが、今回の不祥事についておさらいしておきます。
問題となった試合は6日、東京都内で行われた日本大学と関西学院大学の試合です。
日大の選手は、”パスを投げ終わり、無防備な体制となった”クォーターバックに向かって背後からタックルを仕掛けました。
これが原因でタックルを受けた選手は負傷退場。
交代したクォーターバックに対しても同様のタックルを仕掛けました。
また、その後にディフェンスしてきた選手のヘルメットを叩き、ここでようやく反則退場となりました。
タックル動画はこちら。
赤のユニフォームがタックルをした日大アメフト部で、
青のユニフォームが被害を受けた関学大アメフト部です。
ボールを持っていないのにタックルするとは、明らかにルール違反のプレーですね。
相当な勢いでのタックルなのが確認できます。
この選手には厳しい処分が下されることを望みます。
まとめ
今話題となっている日大アメフト部の不祥事について、広報担当者の言い分をご紹介しました。
偶然のアクシデントと言い張る主張と、監督指示についての真相も見てきました。
明らかにルール違反、反則の行為ですから、選手や監督をはじめ、日大アメフト部全体への処分が下されることと思います。
未だに責任を逃れようとしている日大サイドですが、映像を見る限り言い逃れはできませんからね。
今後同じことが繰り返されないように、厳しい処分が下されることを期待しています。
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